hoikushi2018

保育士精選過去問題集2018

汐見稔幸(白梅学園大学学長・東京大学名誉教授)監修
栄養セントラル学院 著

◇最新 平成29年後期試験解答解説 全掲載!
◇保育所保育指針の“変化”を問われる今年。
 新・旧とも全文掲載。出題にピタっと寄りそった内容!
◇出る!出る!資料満載。試験対策講座の内容を大放出!

2018年1月9日発売

B5/2C
本体価格2,000円+税
ISBN 978-4-907537-06-7

本気のあなたへ。試験対策に必携の書。
過去8年、14試験分を徹底分析した「出る! 出る! 資料」大容量付。
徹底的に合格に導きます。

【本書の内容】

類書中最多の8年間(全14試験分)を徹底的に分析!
2018年は、保育所保育指針の変わり年。旧保育所保育指針が、新指針になってどう変わったのか、が問われる年です。そこに完全対応したのは本書だけ。
平成30年度の試験科目やシラバスはこれまで通り変わりません。 今回の試験は、保育所保育指針は新しいものが出るというよりも、どう変わったか、という変更点について出題される可能性が高いでしょう。つまり、今回の試験では新旧両方の保育所保育指針を学んでおく必要があります。本書は、旧指針からかつてどこが出たかを徹底的に分析した結果をそのまま全文で掲載。また、新指針の出題可能性の高い箇所も示し全文掲載。平成30年度の出題に最も即した内容となっています。

【目次】

■平成29年後期・地限 保育士試験 全科目【全問】解答と解説
第1章:保育の心理学
第2章:保育原理
第3章:児童家庭福祉
第4章:社会福祉
第5章:教育原理
第6章:社会的養護
第7章:子どもの保健
第8章:子どもの食と栄養
第9章:保育実習理論

●●●出る! 出る! 資料
●科目横断1″出たところ”がひと目でわかる! 保育保育指針解説書
●科目横断2″出題の可能性の高いところ”がひと目でわかる! 新・保育所保育指針
●科目横断3″出たところ”がひと目でわかる! 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準
●子どもの食と栄養1出たところ一覧表 日本人の食事摂取基準(最新2015年版)
●子どもの食と栄養2出たところ要点まとめ 授乳・離乳の支援ガイド
●50音順ですぐわかる人名出題全一覧(直近過去8年間、再試験含め14試験分)

●●●巻末付録
●描画表現の発達
索引


保育士精選過去問題集2018 正誤表

◆P3 「はじめに」本文15行目 誤「口座」→正「講座」

◆P10 「後期 実技試験日程」下から3行目 誤「7月1日」→正「12月9日」

◆P15 (解説のC)
誤 4〜5歳の子ども → 正 2〜3歳の子ども

以下試験問題原文まま

自分で上手に食べることができて、衣類の着脱についても自分で引き出しから洋服を出して着替えるなどの姿がみられます。

補足
自分で上手に食べることができて、衣類の着脱についても自分で引き出しから洋服を出して着替えるなどの姿がみられます。

この手の問題、とりわけ保育原理の問題は、保育所保育指針の発達特性になぞりながら解いていくのが賢明です。

本問は、発達に即した保育の重要性について問われています。保育所保育指針には、心身の発達を図る、発達に必要な豊かな体験のように発達という言葉ひとつとってみても、幾度となく出てきます。保育をする上では、子どもの発達を理解することが最も大切とされています。

発達とは、子どもが体験してきたことを基盤として、環境に働きかけ、環境との相互作用を通して豊かな心情、意欲、態度を身につけ、新しい能力を会得していくことをいいます。環境とは、保育士やお友達のような人やもの、自然といったものを指します。

あたらしい指針では、乳児、1歳以上3歳未満児、3歳以上児、でまとめられています。

1歳以上三歳未満児では、基本的な運動機能が発達します。つまむ、めくるなどの指先の機能も発達します。食事、衣類の着脱なども、(保育士等の援助のもとで)自分で行うことができるようになるという大きな特性をしっておけば(保育所保育指針で記載のとおり)、食事も自分で上手に食べることができて、衣類の着脱についても自分で引き出しから洋服を出して着替えるなどの姿がみられることが分かります。自分でしようとする気持ちの尊重が大事な時期でもあり、食事や衣類の着脱などの生活面の自立に向けた保育士の関りが必要となります。旧指針にも「おおむね2歳」には、食事、衣類の着脱など身の回りのことを自分でしようとする。と示しており、「おおむね3歳」でも、基本的な運動機能が伸び、それに伴い、食事排泄衣類の着脱などもほぼ自立できるようになると示されています。

旧指針では、概ね〇歳という記載に統一されていましたが、新指針では、乳児、1歳以上3歳未満児、3歳以上児、と幅広に記載されています。幼少期はとても個人差の幅が広く、個性もそれぞれ違うという視点から、年齢の幅をとって考察しています。

旧指針では、おおむね2歳では、ごっこ遊びは、「大人と一緒に簡単なごっこ遊びを楽しむようになる」としており、おおむね3歳では、「大人の行動や日常生活において経験したことをごっこ遊びに取り入れたり…」とあるように、旧指針では細かく区分されていましたが、新指針では、乳児保育の項目が増え、乳児、1歳以上3歳未満児、3歳以上児、でくくられています。個人差を理解し、大きなくくりでとらえておくことが一層望まれます。新指針で3つの区分でまとめらているのは、1歳だからこうなる、2歳だからこのくらいできて当たり前、ということではなく、おおむね目安であることを意識して保育に関わることが大切です。発達が早い子どもも、或ることはよくできるけれども、或ることは十分にできない、ということも有り得ます。子ども一人一人の発達の連続性(つながり)を保障する保育が求められます。指針を参考にして、子ども一人一人の発達を踏まえた保育を目指す必要があり、そのために、連続性が分かっているかを問われている問題ともいえます。断片的に記憶して試験対策をするのではなく、常に連続性(つながり)を意識して理解していきましょう。精選過去問(オレンジ問題集)では、敢えて旧指針の「おおむね〇歳」という表記にこだわらず、新指針の幅広な捉え方を意識して、〇〜〇歳頃の子ども、と示しています。

◆P21 [平成29年後期/地域限定 保育原理] 問6 発達特性 年齢の低い順に並べる問題
解答2 問題(p21)及び組み合わせの表記に間違いはありません。

◆P237ページの右下(過去問チェック)
 形式陶冶に関する記述 のルビ(振カナ)に誤りがありました
誤 とうち
正 とうや 

◆P353 「C エ」の解説のなかで誤「レファラ」→正「レファシ」


尚、平成30年度以降の受験生は、新指針に対応して、学習を進めましょう。


栄養セントラル学院

福祉医療保健の分野で29年の実績。保育士等国試対策講座開講以来、29年間、毎年、受験生を合格に導いている。分野ごとに担当する専門色豊かな講師陣が独自のメソッドで指導を行う。国・都道府県等より委託を受け、専門職訓練校として保育者養成科等を常時併設開講、多くの保育専門家が巣立っている。また、保育士国試対策の通学・CD通信コースの中でも実技試験は例年受験者全員を合格に導いている。

監修:汐見稔幸

白梅学園大学・白梅学園短期大学学長、東京大学名誉教授。専門は教育学、教育人間学、育児学。日本保育学会会長。厚労省「社会保障審議会児童部会保育専門委員会(保育所保育指針策定の委員会)委員長ほか。