【齋藤 明 連載vol.2】父親になって今日で2,901日目(2021年6月4日現在)

【齋藤 明 連載vol.2】父親になって今日で2,901日目(2021年6月4日現在)

問題:子供が熱を出しました。お父さんもお母さんも外せないお仕事があります。
   どうしたらいいでしょう?
   複数回答可。


さて、こんな時、皆さんならどうします?

まぁこんなのは今や、リモート対応できる方が休む!とか、双方の仕事のコアタイムをずらすなんでしょうけど、
新米お父さん、お母さんにとっては軽くパニックなわけですよ。
実際、僕には双子の息子たちがいて、どっちかが発熱すると、数時間後にはもう1人が発熱なんてことはざら。
最悪なのは、妻までもダウンした時は、ドラクエでパーティーが全滅して、勇者が棺桶引きずってる感じですよ!
この状況でどうすんだよ!って叫んでも状況は変わらない。
大切なのは「逃げ場所」があるか、知っているか?、「助けて!」と声を出せるか?なんだと思います。


「これからの子ども・子育て支援」
堅いタイトルですが、この本の本質は「助けて!」という声を上げる事、言える環境を作ろう!ということ。
例えば、冒頭の問題。「病児保育」や「地域サポーター」という存在を知っているか?どうかで、選択肢が広がる。
でも、大体がお母さんが調べることになる。こういう時、お父さんの存在感のなさ、使えなさったらないのである(かくいう僕もだが)。

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」SPの中で、
「サポートって何? 手伝いなの? 一緒に親になるんじゃなくて?」と、みくりは言っていた。
(まさかその後、本当の夫婦になるなんて思いもしなかったが、きっと星野源はその辺の失言はしないだろうけど、見えてしまうのは仕方ないよね)

幸いなこと?に、双子という環境だったので、必然的に子育てには積極的に関われる環境にいる。
この「環境にいる」というのはすごく大事なことで、その後、少し子育てが落ち着いた時に、誰かの為に自分が苦労したことは、フォローしていくようになる。

もっと言えば、虐待とかしている親は、「助けて!」という声を上げる環境を知らないことが多い。
子供たちのSOSの声も大事なのだが、親のSOSを聞く環境があること、そうした社会への変更が今、求められるている。

withコロナ、afterコロナの時代を生きていく中で、「助けて!」という声を上げる事、その声を拾う事は出来るようになってきている。
仕組みを発信するのは、本来、行政や医療機関、企業なのかもしれないが、こうした小さな書評の積み重ねで少しでも救われる人がいることを祈りたい。

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筆者:齋藤 明

見た目はいかついが、東京生まれ東京育ちの都会のもやしっ子。
都内で出版関係の仕事をする、双子男子の父。
子育てには積極的にしているつもりの44歳。
インスタで日々発売される雑誌、書籍を紹介中。
趣味は読書、料理、サッカー、フットサル。

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インスタアカウント:akira19761229


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