【備えておかないと手遅れになる不都合な事実。50代になったら必ず読んでほしい本】

「介護はいざ始まってから考えればいい」
もし、そう思っているなら――それはもう通用しない時代に入りました。
そう警鐘を鳴らすのは、介護・福祉政策の第一人者である
結城康博教授。

新刊
自分の介護
は、40代後半〜50代の男女に向けて書かれた極めて現実的な、自分自身の今と未来の生活に欠かせない一冊です。
介護は突然やってくる――“そのとき”に慌てないために、今読むべき一冊
「介護は人生で2回やってくる」という不都合な事実
結城教授は言います。
「ヤングケアラーを除けば、介護は
①親の介護
②自分自身の介護
人生で“2回”やってきます」
特に50代〜60代は、その両方が現実味を帯びる年代。
ところが多くの人は、「まだ先の話」と思ったまま、何の準備もしない。
その結果――
親が要介護になった瞬間、パニックに陥る人が後を絶たないのが現実です。
介護保険があるから安心?それはもう幻想です

「介護保険があるから、何とかなる」
結城教授は、その考えをはっきりと否定します。
「10年以上前なら、まだ介護を担ってくれる人材がいました。
でも今は、認定申請をしても
“サービスが使えない”ケースが増えています」
つまり、
準備していない人から“サービスを受けられない”時代に入っているのです。
- どのサービスを
- どのタイミングで
- どう使うか
これを元気なうちに知っておかないと、選択肢がぽろぽろと手の内から消えていく。
本書は、そのための「介護の作戦書」として書かれています。
団塊世代が75歳に到達。これから10年が本当に危ない
2025年、団塊世代は全員75歳を超えました。
結城教授は、ここから先をこう見ています。
「75歳を過ぎると、介護リスクは一気に高まります。
85歳になれば、2人に1人が要介護です」
つまり、
これからの10年は、介護が“特別な出来事”ではなくなる時代。
今50代の人にとって、
「まだ大丈夫」は、一番危険な思い込みです。
未婚・おひとり様の介護は、さらに厳しい現実が待っている
本書のもうひとつの重要なテーマが、
**「おひとり様の介護」**です。
今の50代男性の約3割は未婚。
未婚率は下げ止まりません。上昇の一途。つまり、家族というセーフティネットは、確実に弱まっており、今後ますます弱まる。
- ひとりで親の介護を背負う
- そして将来、ひとりで自分の介護を迎える
- 最期も、ひとりで迎える可能性が高い
結城教授は、その現実から目を逸らさないためにも
具体的に「どう備えるべきか」を本書に落とし込んでいます。
お金がなくても、知っていれば“選択肢”は必ず増える

介護には、確かにお金がかかります。
しかし結城教授は、こうも言います。
「お金が少なくても、
知っていれば使える公的制度や減免、控除はたくさんあります」
- 公的支援制度
- 税金・社会保険の減免
- 年金額を踏まえた介護設計
これを知らず、その恩恵を被れない人が実は非常に多い。
この本は、
「お金がない人は選択肢がなくなりどうにもこうにも立ち行かなくなる」という話ではなく、
「知識がない人が選択肢がなくなりどうにもこうにも立ち行かなくなる」時代だと教えてくれます。
親の介護にも、自分の介護にも使える“1冊2役”の本
本書の最大の特徴は、
- 今すぐ迫る「親の介護」
- 20年、30年先の「自分の介護」
この2つを同時に見据えていること。
「慌てて変な選択をすると、不幸な介護生活になってしまう。
介護は、今と未来の生活そのものです。
そうならないための“心構えと準備を手にすることができる本”」
と結城教授は語ります。
この本を読まないまま50代を迎えるのは、正直まずい
介護は、ある日突然やってきます。
そのとき、
- 知っている人
- 知らない人
その差は、取り返しがつかないほど大きくなる。
**『自分の介護』**は、
「いつか読む本」ではありません。
👉 “今”読まないと、手遅れになる、です。
40代後半〜50代のすべての男女に、
強くおすすめします。
結城康博(淑徳大学教授)
1969年生まれ。1994~2006年、介護職、ケアマネジャー、地域包括支援センター職員として介護関連の仕事に従事(社会福祉士、介護福祉士)。その後研究職となり、現在、淑徳大学総合福祉学部教授(社会保障論、社会福祉学)。元社会保障審議会介護保険部会委員。福祉・介護の世界に経済の視点で斬りこんだ第一人者。
著書『日本の介護システム―政策決定過程と現場ニーズの分析』(岩波書店)、『介護職はいなくなる!』(岩波ブックレット)、近刊ヒット中の本に『介護格差』(岩波新書)がある。