「もし、教育とは子どもの最大限の可能性を引き出すものである、ととらえるなら、
傾向性と敏感期の両方を発見し、相互に活用できれば、教育がその力を大いに、
そして限りなく発揮できる確かな根拠を見つけたことになるだろう。」
–マリオ・M.モンテッソーリ
本文「変わるものと変わらないもの」より
「傾向と敏感な時期の両方を発見し、それらを二番目にすることができれば、教育が子供の最適な可能性を実現するための助けと見なされる場合、教育の基礎となる安全で永続的な基盤を見つけたことは論理的です。」
「人間の傾向とモンテッソーリ教育」
マリオ・M・モンテッソーリ
【内容】
人間の傾向性とモンテッソーリ教育
人類と安心感
六歳以降の子どもたち、次に続く生命のために
子ども自身が気づくように
世界への鍵
善意の無名性自分で考える子どもたち適応すること
変わるものと変わらないもの
人間の精神と動物の人間の子どもたち
見当識がもたらしたこと
、観察と抽象化
自己完成への過程正確さを求める人間の傾向性
、
人間の
持つ向上心
疲労をもたらす仕事と、元気をもたらす仕事
適応への
過程
男女から父母へ
言語の起源
信仰の始まり
子どもの貢献
マリア・モンテッソーリについてマリオ・M・モンテッソーリについて
モンテッソーリ家 ファミリーツリーモンテ
ッソーリ略歴
◆著者について
マリオ・M・モンテッソーリ
マリオ・M・モンテッソーリ
1898-1982年
世界中に「モンテッソーリ・メソッド」を広めた創始者、マリア・モンテッソーリ(1870−1952年)の子息。母マリアの最も良き理解者として世界各地を共に旅し、ある時は母の通訳として、ある時は親子で戦禍を逃れながら、可能な限りモンテッソーリ教師の養成コースを開催し続けた。母の死後もモンテッソーリ運動の普及に尽力し、コスミック教育、小学校教育、植物学の研究で大きな業績を残した。本書はマリオ氏執筆による数少ない貴重な一冊である。
国際モンテッソーリ協会とは
モンテッソーリ国際協会(AMI)
マリア・モンテッソーリ自身と子息マリオが1929年に設立した団体で、グローバルな視点に立った子どもの真の理解者を増やす平和活動を実践している。具体的な活動は、世界共通のモンテッソーリ教育カリキュラムと教具の質の維持と向上、教師養成者(トレーナー)の育成、そして貧困、差別、戦禍に苦しむ子どもたちへの教育環境作り、認知症の治療プログラムなど、幅広い内容の活動をユネスコやNGOとコラボレーションしている。本部はオランダにあり毎年4月、アムステルダムで会員総会が開かれる。
https://www.montessori-ami.org
AMI友の会日本とは
2013年4月、国際モンテッソーリ協会本部(AMI)より正式に関連団体(Aliate Society)として認証された日本で唯一の団体。当会員になることでオランダのAMI本部の会員にもなることができる。モンテッソーリ教育の普及と発展を目指し、国内外で実施されているモンテッソーリ関連の情報提供、セミナー等の企画運営、講師派遣、未翻訳のモンテッソーリ資料の翻訳・出版を主な活動としている。発足以来 、会員には年6回の会報(メールニュース)が届き、また会員に限らず低価格でバラエティに富んだセミナーに参加できるワンコインの会を開催している。
http://www.amitomo.org/