エトのさがしもの
エトのさがしもの
藍日可る/愛星保育園エトのさがしもの制作チーム
「ありがとう」「どうぞ」「たすけて」が、愛と平和の種になる。
小さな天使エトが、さがしものを求めて地上へ――。
『エトのさがしもの』は、東京都港区で70年にわたり子どもたちを見つめ続けてきた愛星保育園と、そこで働く現役保育士・藍 日可る(あい ひかる)が、約4年の歳月をかけてつくり上げた水彩画絵本です。
風鳴舎からの公式おすすめコメント
エトが探していたものは、いったい何だったのでしょう。
目に見えるものを探して始まった旅のなかで、エトはさまざまな動物たちと出会います。困ったときに差し伸べられる手。心配してくれる言葉。誰かと力を合わせる喜び。そして、自分から「たすけて」と言う勇気。
エトが見つけていくものは、私たちが人と人との間で育んでいく、大切な心そのものです。
子どもには、エトと一緒に冒険する楽しさを。大人には、誰かと支え合うことの温かさを。読むたびに新しい気づきが生まれ、親子の会話をやさしくひらいてくれる一冊です。
あらすじ
まだ修行中で、ちょっぴりおっちょこちょいの天使、エト。ある「さがしもの」を求めて、空から地上へやってきます。
さまざまな動物たちと出会い、思いがけない出来事を経験しながら、旅を続けるエト。ときには迷い、困り、誰かに助けてもらうこともあります。
小さな冒険の先で、エトが本当に見つけたものとは――。
70年続く保育園の実践から生まれた物語
愛星保育園は1956年、「戦争のない平和な社会を築く人に育ってほしい」という願いを胸に、大学生のボランティアによって創設されました。
以来70年、「子も親も職員も、ともに育ち合う」ことを保育の原点に、人を愛する心、感謝を伝える「ありがとう」、相手を思いやる「どうぞ」、そして人を信じる心を大切に育んできました。
本書に登場する「ありがとう」「ごめんね」「たすけて」「だいじょうぶ?」という言葉も、子どもたちの日々を知る保育士たちが、「どんな場面なら、子どもの心に届くだろう」と何度も話し合いながら選んだものです。
理念を説明するのではなく、エトの物語を楽しむうちに、思いやりや助け合うことの喜びが、子どもの心へ自然に届いていきます。
戦後の子どもたちを守る活動から70年――愛星保育園が『エトのさがしもの』に託した、愛と平和
https://fuumeisha.co.jp/blogs/blog/70
現役保育士が一枚一枚描いた、温かな水彩の世界
文と絵を手がけたのは、愛星保育園で働く現役保育士・藍 日可る。
物語を形にするまでに約2年。その後、紙を一枚ずつ水張りし、約40ページすべての水彩画を描き上げるまでに、さらに約2年をかけました。
やわらかな色彩で描かれる豊かな自然と、表情あふれる愛らしい動物たち。登場する仲間にはそれぞれ個性があり、日々の保育のなかで出会った子どもや先生たちの姿も重ねられています。
子どもがどこで笑い、どんな言葉に耳を澄ませ、どんな場面に心を動かすのか。子どもたちと毎日を過ごしてきた保育士だからこそ描けた、子どもの心のすぐそばにある絵本です。
藍 日可る(あい ひかる)さんインタビュー記事
https://fuumeisha.co.jp/blogs/blog/4
読み聞かせから、こんな会話が生まれます
「エトは何を探しているのかな?」
「次は誰に会うと思う?」
「困ったとき、なんて言えばいいかな?」
「エトが本当に見つけたものは何だったのかな?」
物語を追いながら想像し、読み終えたあとには、友だちのこと、助けてもらった経験、誰かにしてあげたいことへと会話が広がります。
困ったときには、「たすけて」と言っていい。
誰かに「だいじょうぶ?」と声をかけることができる。
助けてもらうことも、誰かを助けることも、人とつながる大切な力です。
家庭にも、保育や教育の場にも
親子での読み聞かせはもちろん、保育園・幼稚園・認定こども園、学校、図書館でのおはなし会にもおすすめです。
友だちとの関わりが広がる入園・進級の時期や、思いやり、助け合い、人とのつながりについて考えたいときにも、子どもたちへ手渡したい一冊です。
子どもたちを70年見守ってきた保育園から生まれた、愛と平和の物語。
エトと動物たちの温かな世界を、ぜひ大切なお子さまと一緒にお楽しみください。
『エトのさがしもの』
文・絵:藍 日可る
著:愛星保育園 エトのさがしもの制作チーム
判型:A4変型判
頁数:40ページ
定価:1,815円(税込)
ISBN:978-4-907537-68-5
発行:風鳴舎
2026年9月15日・初版第1刷
40
ISBN:9784907537685
在庫あり
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藍 日可る(アイ ヒカル)
保育士。日々の子どもたちの姿を思い起こしながら、保育士として伝えたいこと、大切にしてほしいことを絵本チームでたくさん考えてこの『エトのさがしもの』が生まれました。
本書が、エトちゃんたちのように助け合ったり、誰かと喜びを分かち合ったりする嬉しさを、大人も子どもたちも感じ、思い起こすきっかけとなれば嬉しいです。誰かとなにかを分かち合う嬉しさが、いつまでもあふれる世界でありますように。
愛星保育園 エトのさがしもの制作チーム(アイセイホイクエン エトノサガシモノセイサクチーム)
愛星保育園は、1956年、戦後間もない時代に「戦争のない平和な社会を築く人に育ってほしい」という願いを胸に、大学生のボランティアによって創設されました。
創立以来70年、「子も親も職員もともに育ち合う」を保育の原点とし、子どもを中心に、保護者と職員が支え合いながら、人を愛する心、「ありがとう」と感謝を伝える心、「どうぞ」と相手を思いやる心、そして人を信じる心を大切に育んできました。
時代がどれほど移り変わっても、人の成長にとって本当に大切なものは変わりません。人と人とのつながりを喜び、互いを認め合い、支え合いながら生きる心。その温かな心が、未来の平和につながると私たちは信じています。
創立70周年を記念して、職員みんなで心を込めて制作した絵本『エトのさがしもの』には、その変わらない願いを込めました。この物語が、子どもたちの心にやさしさと希望の種をまき、親子で心を通わせるひとときとなりますように。そして、その小さな種が世界中へ広がり、愛と平和に満ちた未来へとつながっていくことを心から願っています。
世界中の親子に、愛と平和が訪れますように。